飲食店経営のまめ知識

繁盛のノウハウのお話

1【飲食店繁盛の方程式】

【飲食店繁盛の方程式】
この方程式を自店の業態に合わせて実践すれば、お店は必ず繁盛します。



①新規開拓
 月に何件の新規のお客様に来店していただいていますか?
 どんなにお料理が美味しくても、居心地が良くても、新しくお客様に来店していただかなくては、その良さを多くの人に知っていただくことはできません。
 また、「常連のお客様がいるから大丈夫」と思っているオーナーさんもたくさんいらっしゃいますが、長くお店を続けていくためには、新規のお客様を積極的に獲得し続けていく必要があります。まだ、貴店の素晴らしさを知らないお客様がたくさんいらっしゃるかもしれません。
お店の良さを知らせ、新規のお客様を獲得する施策を行っていますか?


②再来店していただく
 二度会うことが大切です。
 一度来ていただいて、お店の良さをすべて理解していただくのは大変なことです。その時の運やタイミングで気に入っていただけないということもあります。
とにかく、二度来ていただく。人間関係も一度目より二度目のほうがより深くわかり合えるものですよね。
 初めてのお客様には自慢のお料理、おもてなしを気に入っていただくだけでなく、次に使えるサービスや再来店時に味わえるとびっきりのものでも何でも構いません。
『また来たくなる』『来ないと損をする』再来店したくなる理由を意識してつくりましょう!


③固定客・常連客をつくる
 お店をごひいきにしてくださるお客様は、お店のファンです。
・美味しいから
・ボリュームがあるから
・居心地が良いから
・安いから
・お店の人が好きだから
などなど。お客様の来店動機は様々です。
 その来店動機をさらに高めるために、ポイントがあるから、会員サービスがあるから、特別扱いをしてくれるから・・・といった、常連のお客様への配慮があれば、その効果は大きくなります。
「固く定める」「常に連なる」お客様をつくるために何をしていますか?


④来店頻度を高める
 固定客、常連客ができたら、最後にそのお客様の来店頻度を高めることです。
 いつのまにか近所に新しいお店ができたとか、安売りをしているとか、ついつい常連さんが自店から足が遠のいてしまう誘惑が世の中にはたくさんあります。
 だから、お客様にお店を思い出してもらったり、来店してもらうきっかけを作り、アピールしなければなりません。
最近、足が遠のいているお客さまにラブコールを送っていますか?

 

2【新規のお客さんどうやって集客しよう?】
 新規顧客開拓 ①広告宣伝編

【飲食店繁盛の方程式】
飲食業は新規客を開拓し、次回の再来店につなげ、さらに固定客常連客化し、来店頻度を高めるというサイクルの繰り返しです。



 世の中には「創業150年、今なお大繁盛」といったような老舗が存在しますが、開業当時の常連客は全てお亡くなりになられ、お店には来られないはずなのに、なぜ今も繁盛し続けることができるのでしょうか? 親子代々のお客様に支持されているからでしょうか?それだけでは必ず先細りになってしまいます。
 実は、何らかの形で「新規客を獲得し続けている」ということが一番の要因なのです。お店の存在は意外と知られていない何年かお店を経営していると、その地域でお店の存在は知られていると思われがちですが、本当にそうでしょうか?
 実は、お店の存在を知らない、お店の内容や良さを知らない、来店したことがないといった方の数は、ご自身の想像をはるかに上回ります。
 まだ出会ったことのないお客様へ、お店の存在を知らせアピールすることは、全ての飲食店にとって、常に取り組まなければならない重要なテーマなのです。
 プラスの発想をすると、新規のお客様においでいただくということは、今の状態より、お客様はまだまだ増やせるということです。


新規顧客開拓を成功させる為に、絶対に外せない二つの要素
① 一つめは、「来店するきっかけ」を与える広告・宣伝。
② 二つめは、「入ってみたい」と思わせる店舗の外観づくりです。
 その際に、忘れてはいけないことは「地域密着型顧客開拓」の発想です。商圏内のお客様にどれだけ興味を持ち、来店していただけるか、それだけを考えてこの二つの要素について実践することが大切です。


① 宣伝広告
 一般的に、最も効果的なのは駅前やお店の前のチラシ配布とされていますが、「地元密着型」の発想で考えてみると、さらに直接的に商圏内のお客様にアピールするという方法もあります。
 例えば、付近に事業所があればメニュー表とサービス券を持って挨拶に回ったり、地域のサークルや町内の催し物に参加をするというのも効果があります。
 予算の問題もありますので、大手チェーンのようにお金をかけて、ただやみくもに行う必要はありません。 地元に根付いた人間味のある方法のほうがかえって効果的です。
 ターゲットとしているお客様は、どんな行動をしていてどこに集まっているのか、その人たちに知ってもらう・興味を抱いていただく為にはどんな案内、広告宣伝が必要なのかを突き詰めていけば、必ず得策が生まれてきます。


 

3【新規のお客さんどうやって集客しよう?】
新規顧客開拓 ②お店の外観

【飲食店繁盛の方程式】

大切なことは、この方程式に沿い、自店に合った具体的な施策や取り組みが、きちんと行われているかどうかです。


① 新規顧客開拓 
② 再来店化
③ 固定客常連客化
④ 来店頻度を高める



外観は大切なお店の顔
店内の客席やキッチンについて気を使っている方は多いのですが、多くのお店が外観については意外と無頓着です。
初めてのお客様が入店されてから「あら、素敵なお店ね」とか「期待していたより美味しくってとっても満足しました!」なんて言っていただけると嬉しいものですが、実はこれは重大な危険信号
外観からは、店内の良さやイメージ、料理の美味しさなどが伝わっていないということなのです。
つまり、お店の良さを知らずに、前を素通りしている人が沢山いるということなのです。
あなたのお店には、新規のお客様を引き付ける仕組みや仕掛けがありますか?


お客様を引き寄せる外観の原則~ AIDMAの法則 ~
マーケティングの教本に必ず登場する有名な法則に沿って、お店の外観の原則について考えてみましょう。

【AIDMA(アイドマ)の法則】
A : Attention (注意、注目)店の存在を知ってもらう
お店の存在が目立っている、目につく
I : Interest (興味、関心)
お店に関心・興味を持ってもらう
インパクト、個性がある
D : Desire (欲求)
行ってみたい、食べてみたいと
思ってもらう
お店、料理、サービスの内容(良さ)がイメージできる
M : Motive (動機)
来店する動機、理由を持ってもらう
利用するシチュエーションやきっかけがイメージできる
A : Action (行動)
来店してもらう
安心して入店できる入りやすい

どんな、お店でもこの原則に沿った外観作りが重要になってきます。
また、誰しも初めてのお店に入るのには不安があります。
「どんなお店なのか?何が食べられるのか? 味はどうなのか? いくらなのか? 店内はどうなっているのか?」等など…。
実は、その不安がある程度解消されないと、新規のお客様が、入店に至ることはないのです。


定期的な外観チェックを
先ほどの、原則をふまえた上で、少し離れたところからお客様の気持ちになって、順番に自店を観察してみてください。
そして、次に大切なことは、一度も来店したことがない、お店の存在を知らないという人に、同じ流れでお店を観察してもらい、その感想を聞いてみることです。


お店に入ってみたくなったか?食べてみたくなったか?
お店の外観は大切なお店の顔です。
新規のお客様を引き寄せる、入っていただきやすい外観であることは、飲食店を経営していく上で絶対に大切な“手を抜いてはいけない要素”なのです。
必ず、定期的なチェックを行ってください。

4【どうすれば再来店してくれる?】
リピーターを増やす!

【飲食店繁盛の方程式】

大切なことは、この方程式に沿い、自店に合った具体的な施策や取り組みが、きちんと行われているかどうかです。


① 新規顧客開拓 
② 再来店化
③ 固定客常連客化
④ 来店頻度を高める


再来店の重要性


普段の生活の中で、初対面の時は緊張して仲良くなれなかったけれど、2回目に合ったときは、緊張もほぐれ何故かぐっと近く感じたり、親しくなれたような気がしたことはありませんか?

 実は、飲食業の商売にも同じことがあてはまります。
1度目に来たときは、よそよそしかったけれど、2度目になれば、おすすめのお料理をご注文していただけたり、少し会話が弾んだりします。

 つまり、人間の良さもお店の良さも1回だけでは伝わりません。
最低でも2回会う(来店していただく)ということが大切なのです。



再来店の機会を作る


 では、どうすれば初めてのお客様が再来店してくださるのでしょうか?

 ◆ 美味しいお料理を提供する。
 ◆楽しい時を過ごしていただくように精一杯のおもてなしをする。

 これは、来店してくださったお客様に対して、お店としていつも当たり前に心配りをしなくてはいけないことです。
 『このお店気に入ったからまた来よう」というだけではしばらくたつと、忘れ去られてしまったり、「いつか行こう」のいつかがなかなか来なかったりもします。

繁盛の方程式とは、目的に対して具体的な施策や取り組みをお店の仕組みとして取り入れることなのです。

 たまたま気に入って頂けたら再来店してくださるのではなく、お客様が「次回来ると得をする、来ないと損をする」と思える」仕組みが必要なのです。



再来店を促す仕組み

 ここからは、各店舗の知恵の出しどころになります。
 2度会うことの重要性を肝に命じて、考えてみましょう!

例えば、

  ◆半額キャッシュバックの金券サービス

  ◆ドリンク全品半額券

  ◆お料理全品半額券

  ◆ボトルサービス

  ◆看板メニュー一品プレゼント

  ◆限定商品が食べれる権利

などなど・・・

 ここで大切なことは、お客様にいかに「来ると得をする、来ないと損をする」と思っていただけるかなのです。

 「ドリンク1杯サービス」や「10%割引」といったような、ちまたによくあるサービスでは結果は出にくくなります。
 お客様の心をくすぐるお得感や楽しみが必要です。
 自店のスタイルや業種業態、お客様層に合った「来ると得をする、来ないと損をする」お店のオリジナルサービスの仕組みを作り出しましょう。

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